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駒ヶ岳と火山噴火

昨年の御嶽山噴火以来、何かとマグマの活動が着目されてきていますが、我がKFC会長からタイムリーなリポートが届きました。



  駒ヶ岳と火山噴火



                                ”駒名主”



 

 昨2014927日、長野、岐阜県境の御嶽山が噴火した。以後、阿蘇山、口永良部島、浅間山、箱根山そして桜島と噴火が続いている。現在、常時監視対象の火山は全国で47山あり、そのうち我が駒ヶ岳も5山含まれている。それは北海道駒ヶ岳、秋田駒ヶ岳、栗駒山、富士山の駒ヶ岳、箱根山の箱根駒ヶ岳である。これらの駒ヶ岳に登山する際には事前に噴火情報を確認することは当然だが、火山噴火についての基礎知識も必要としよう。



 まず、今日の火山や地震の研究水準では噴火予知は残念ながら期待できない。また噴火による人的被害と噴火の規模は一致しない。1991年の雲仙普賢岳や2014年の御嶽山は多数の死傷者を出したが、その御岳山の噴火規模は小規模とされている。



 火山の噴火規模を比較する指標として、専門的には火山爆発度指数(VEI)や噴火マグニチュード(log指数Ⅿ、早川由紀夫氏提唱)が使用されているようだ。



 直近の噴火マグニチュードは御岳山で1,7、口永良部島は1,4、箱根山は-2、桜島は1回の爆発で0とされている。



歴史的な大きな噴火は1640年の北海道駒ヶ岳が5,4、同じく1694年には51707年の富士山・宝永噴火は5,2177982年の桜島は5、同じく1914年・大正噴火には5,61783年の浅間山・天明噴火は4,8と報告されている。その他5以上には有珠山1663年、樽前山1667年、同じく1739年、4以上では伊豆大島、新燃岳、渡島大島、青ヶ島、諏訪瀬島、伊豆鳥島、有珠昭和新山があった。



 噴火に際して、気象庁や地元自治体の避難指示等に従って行動することは当然だが、科学的根拠の浅いマスメデァなどの過度の報道に注意を要する、風評被害に直結する。



火山噴火は地震の発生に比べて数が少ないが、大地震の後には大噴火が起きるのは、地震学者の常識とされる。我々もこんな感覚で火山噴火に対処したいものである。


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